第1回テーマ：「2020年以降の装飾表現とコンテンポラリージュエリー」
◾︎ コンテンポラリージュエリーについての基礎知識と現状の共有
◾︎ 分野を超えた幅広い視点から考えるコンテンポラリージュエリーの今後の展望
◾︎ 国内外での活動を見据えたネットワークの構築と次世代アーティストやギャラリストの育成
◾︎ コンテンポラリージュエリーコレクターの獲得に向けた作品の着用や鑑賞方法の提案
◾︎ 東京都内複数箇所での展示開催による社会へのアピールと情報発信
開催日時：2021年 5月1日(土)～5月5日(水)
参加人数：170名
【オンラインプログラム】
レクチャー① 「コンテンポラリージュエリー分野の基礎知識」秋山 真樹子／ライター、翻訳家
トークセッション①「コンテンポラリージュエリーの世界について」
秋山 真樹子／ジュエリーライター、翻訳家
鎌田 治朗／ドイツ在住ジュエリー作家
関 昭郎／東京都写真美術館 学芸員
寺嶋 孝佳（モデレーター）／CJST運営企画代表、装身具作家
ギャラリーツアー①「鎌田治朗（個展）」 gallery deux poissons／ジュエリーギャラリー
トークセッション②「日本人作家の強みと魅力から考えるジュエリー作品の可能性」
石鍋 博子／アートコレクター、ワンピース倶楽部 代表
下川 拓郎／美術雑誌「月刊美術」編集者
舘鼻 則孝／アーティスト
寺嶋 孝佳（モデレーター）／CJST運営企画代表、装身具作家
レクチャー② 「アーティスト新里明子」 新里 明子／ロンドン在住ジュエリー作家
トークセッション③ 「教育現場のコンテンポラリージュエリーと作家活動」
嶺脇 美貴子／ヒコみづのジュエリーカレッジ講師、ジュエリー作家
田口 史樹／神戸芸術工科大学准教授、国内在住ジュエリー作家
新里 明子／ロンドン在住ジュエリー作家
寺嶋 孝佳（モデレーター）／CJST運営企画代表、装身具作家
ギャラリーツアー② 「スイス・日本コンテンポラリージュエリー展」 HOLE IN THE WALL／ギャラリー
トークセッション④ 「アーティストとして自立するために」
森 知彦／ギャラリスト、gallery deux poissons ディレクター
白石 舞／ブランディングディレクター、CATTLEYA TOKYO 代表
小嶋 崇嗣／ジュエリー作家、FACILE代表、CJST代表
寺嶋 孝佳（モデレーター）／CJST運営企画代表、装身具作家
【登壇者】
Makiko Akiyama / Writer, Translator
秋山真樹子 / ライター, 翻訳家
1979年、大阪府生まれ。専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ、コンテンポラリージュエリーコース卒業。同校にて教職と秘書職を経た後、現在はライターおよび翻訳家として活動。主に海外に向けて日本のコンテンポラリージュエリー作家や展覧会に関する記事を中心に執筆を行いながら、コンテンポラリージュエリーに関する英文記事の翻訳も行っている。Art Jewelry Forumアンバサダープログラム日本代表。
Hiroko Ishinabe / Art collector
石鍋博子 / 現代アートコレクター, ワンピース倶楽部代表
東京生まれ。4歳の時に岩手県大船渡市に移る。小・中・高校時代まで岩手県、宮城県で過ごす。慶応義塾大学法学部法律学科卒業。卒業後、フジテレビにて番組制作、イベントのプロデュースを手がける。1999年（有）石鍋エンタープライズを立ち上げ、2005年夏より現代アートに関心を持ち、2007年7月非営利団体「ワンピース倶楽部」設立。アート界活性化を目指し、国内外のアートフェア、美術館、ギャラリー等を廻る日々を送る。
Jiro Kamata / Jewellery Artist
鎌田治朗 / ジュエリーアーティスト
1978年、青森県弘前市生まれ。ミュンヘン美術院にてOttoKünzliに師事。同美術院を修了後2015年までアシスタントを務める。現在はジュエリーアーティストとしてミュンヘンを活動拠点に、世界中の美術館やギャラリーで展示、ワークショップを行なっている。またミュンヘンのデザインミュージアムやロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館など多数の美術館に作品が収蔵されている。
Takashi Kojima / Jewellery Artist
小嶋崇嗣 / ジュエリーアーティスト
1978年京都府生まれ。京都造形芸術大学建築科を卒業。イタリア留学を経て、石で石を留める独自の宝飾技法を用いたジュエリー作品を発表。近年では香水瓶を使ったシリーズを制作し、アメリカ、オランダ、フランスをはじめとした欧米諸国で精力的に活動している。また地元京都にてアトリエ兼ショップである「FACILE Jewelry」を経営中。「コンテンポラリージュエリーシンポジウム東京」代表。
Takuro Shimokawa / Editor of art magazine
下川拓郎 / 美術雑誌「月刊美術」編集者
1972年東京都生まれ。同志社大学文学部美学芸術学専攻卒業。97年（株）サン・アート入社。以降、雑誌『月刊美術』編集部にて、主に国内の美術作家と美術マーケットを取材し続けて現在に至る。雑誌のメインストリームは日本画、洋画などだが、個人的に現代工芸への関心が高まっており、近年は定期的に巻頭特集を企画。
Mai Shiraishi / Branding Director
白石舞 / ブランディングディレクター
1985年 愛知県生まれ。2013年クリエイティブコレクティブとして『CATTLEYA TOKYO / カトレヤトウキョウ』をArt director /塩内と共に立ち上げる。ファッション・ミュージック・ビューティーを得意とし、現代美術との融合を積極的に提案する。現在はブランディングを主に、ブランドの立上げや商品戦略・企画立案等、デザインを通したブランディング・アドバイザーとして活躍する。
Akiko Shinzato / Jewellery Artist
新里明子 / ジュエリーアーティスト
1986年、沖縄県那覇市生まれ。英国セントラル・セント・マーチンズのジュエリーデザイン科卒業後、兄のジュエリーブランドでデザイナーをする傍、沖縄の専門学校初のジュエリーデザインコース設立に携わり、コンテンポラリージュエリーを広める活動を始める。ジュエリーとは何か、その概念をアップデートし続ける作品作りを目指し、主にヨーロッパを中心とした展覧会に参加。現在はロンドンを拠点にAlexander McQueen Foundation、Sarabandeでジュエリーアーティストとして活動している。
Akio Seki / Tokyo Photographic Art Museum, curator
関昭郎 / 東京都写真美術館 学芸員
東京都庭園美術館で2000年「指輪展」、2003年「ヨーロッパ・ジュエリーの400年」、2005年「⽇本のジュエリー100年」を企画。古代から20世紀までの歴史的なジュエリーを体系的に紹介した。2006年「SPACE FOR YOUR FUTURE」（東京都現代美術館）、2010年「オランダのアート＆デザイン新言語」（東京都現代美術館）、2015年「オットー・クンツリ展」(東京都庭園美術館)でコンテンポラリー・ジュエリーを紹介。JJAジュエリー・デザイン・アワード審査員長(2010-2012)ほか、国内外のコンペティションの審査員を歴任。「エキゾティック×モダン アール・デコと異境への眼差し」（2019年）で西洋美術振興財団学術賞。
Fumiki Taguchi / Jewellery artist, Kobe Design University associate professor
田口史樹 / ジュエリーアーティスト，神戸芸術工科大学准教授
1977年 茨城県牛久市生まれ。平松保城氏に師事。東京藝術大学を修了後、同大学、ヒコ・みづのジュエリーカレッジ、山脇美術専門学校、東京デザイン専門学校などで助手、非常勤講師を務め、現在は神戸芸術工科大学で准教授として勤務。彫金技法による和彫りを発展させ独自の手法により展開するジュエリーアーティストとして活動中。
Noritaka Tatehana / Artist
舘鼻則孝 / アーティスト
1985年 東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で幼少期から手でものをつくることを覚える。東京藝術大学では絵画や彫刻を学び、後年は染織を専攻する。遊女に関する文化研究とともに日本の伝統的な染色技法である友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。現在はアーティストとして、国内外の展覧会へ参加する他、伝統工芸士との創作活動にも精力的に取り組んでいる。作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア＆アルバート博物館など世界の著名な美術館に永久収蔵されている。
Mikiko Minewaki / Jewellery Artist, Teacher
嶺脇美貴子 / ジュエリーアーティスト, 教育者
1967年秋田県生まれ。「見慣れたものに潜むいい形」をテーマに、日常よく目にするものや、誰もがよく知ってるものをカットしてジュエリーを作っています。お椀、ライター、大根おろし、ピストル、ペン、携帯、パソコン、プラモデル、フィギュア…最近はぬいぐるみも切っています。ヒコ・みづのジュエリーカレッジにてジュエリーデザイン、貴金属加工を学んだ後、同校講師として勤務。学生たちと一緒に、様々な素材で作るジュエリーを楽しんでいます。
Tomohiko Mori / gallery deux poissons, New Jewelry director
森知彦 / gallery deux poissons, New Jewelry ディレクター
1978年大阪出身。1996年エスモード大阪入学。在学中より、 若手のファッションブランドを扱う、 ニュージェネレーションデザイナーズショップ 2POISSONS(大阪)のバイヤーを 務める。1998年より東京に拠点をうつし、青山にてインポートのファッションブラ ンドを扱うセレクトショップ DEUX POISSONSを立ち上げる。2003年、恵比寿にてコンテンポラリージュエリーギャラリー gallery deux poissonsを立ち上げ、ディレクターを務め、現在に至る。2009年より、オランダのデザインレーベル droogの代理店業務を始める。近年は合同展示会等のプロデュースを手がけ、主なイベントには「New Jewelry」 (2010年12月、CLASKA・The 8th Gallery)や「NEW DIRECTION IN JEWELRY」(2011 年6月、松屋銀座デザインギャラリー1953)「Art Jewelry Today」(2015年1月三菱 地所アルティアム)など。
【展覧会プログラム】
① 関 美怜 展 - LIGHT -／2021年4月14日 - 6月8日
会場/ 日本橋高島屋S.C. 本館2 階アートアベニュー東京都中央区日本橋2-4-1
出展作家/ 関 美怜
② スイス日本コンテンポラリージュエリー展 “TANGIBLE DIALOGUE 形ある会話”／4月16日- 5月8日
会場/ HOLE IN THE WALL＋マテリアルズライブラリー / エントランスショーケース（同校舎２F スペース）
東京都渋谷区渋谷1-20-5 学校法人水野学園青山校
出展作家 / David Bielander、 Esther Brinkmann、Melanie Burkhard、Kiko Gianocca、Andi Gut、
Sophie Hanagarth、Sonia Morel、Fabrice Schaefer、Bernhard Schobinger、Christoph Zellweger、
Bérénice Noël、Manami Aoki、Hiyu Hamasaki、Atsuko Ito、Kimiaki Kageyama、Takashi Kojima、
Mikiko Minewaki、Itto Mishima、Shinji Nakaba、Etsuko Sonobe、Fumiki Taguchi、Asami Watanabe
③ JIRO KAMATA Exhibition『HOLON』／4月23日 - 5月9日
会場/ gallery deux poissons 東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F
出展作家／鎌田 治朗
④ GO into the PUBLIC Mobile gallery by Masaya Sawada+Japanese artists from far east／5月2日 - 5月5日
会場/het Labo atrium 東京都新宿区高田馬場1-5-11
出展作家／澤田将哉＋横内 さゆみ、石田 明里、関美怜、伊藤 敦子、平石 裕、渡辺 麻実、嶺脇 美貴子、
田口 史樹、渡辺 良太、永野 和美、青栁 寿美江、日影 かおん、住岡真理子、松浦 峰里、
山本 理緒、下小野田 夏子、後藤 渓、小林 初子
⑤ RESOURCES/ 日欧コンテンポラリージュエリー展／5月3日 - 5月9日
会場/HAMONGALLERY 東京都中央区湊3-5-2 頂ビルディング2F
出展作家/ Ramon Puig Cuyàs、Maria Diez Serrat、Eva Burton、Paul Adie、
田代 聖晃、要 由記子、渡邉 良太、貝原 奈積
⑥ シンポジウムセレクトアーティスト展／5月3日- 5月5日
会場／CAFE deux poissons 150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-4-2
出展作家／新里 明子、田口 史樹、嶺脇 美貴子
協賛：
一般財団法人 中辻創智社、乾庄貴金属化工株式会社、Hoshino Studio Jewelers、het labo atrium
後援：
公益社団法人 日本ジュエリーデザイナー協会（JJDA）
広報協力：
「月刊美術」／株式会社サン・アート
ジュエリー・アーティスト・ジャパン(JAJ）
リーガル・カウンセル：
新田真之介( 弁護士、新田・天野法律事務所)
